先日乗ったタクシーの運転手さんが、
自宅までの裏道まで知っていて、
ふと、運転手さんたちの知識、スキルってどうやって磨いていくのか
ひじょーに興味が湧きました。
一般的な企業なら研修やOJTと
知識・ノウハウの伝達手段が思いつきやすいですが、
タクシーという完全に隔離された状態です。
誰が教えてくれるものでもないのに、
どうやって裏道を知り、レベルアップしていくのだろう?
何か秘訣やコツがあるのか疑問が湧き、
インタビューしてしまいました。
すると運転手さん曰く、
「お客様から教えていただくんですよ」とのこと。
地元の方だけが知っている抜け道を、
お客様が指示されるので、そうやって道を憶えていくそうです。
なるほど~。がってんがいきました。
思えば僕も新卒のころから、今でもお客様に教えていただくこと
とっても多いなと。改めて気がつきました。
教育の機会は、研修やマニュアルだけでなく
お客様とのやり取りの中でも生まれるんですよね。
タクシー業界だけでなく、これってどの業界でも
一人前やプロになっていく過程で普遍的なこと。
人を育てる側は、
こうした経験を意図して作り出す、
環境をつくってあげることを考える。
どのタイミングで、どんな内容で、
この子を前にお客様の前に立たせようと
経験をデザインする視点が大事だなと思った一日でした。
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