2015年1月14日水曜日

プロへの道

こんばんは。伊藤です。


先日乗ったタクシーの運転手さんが、

自宅までの裏道まで知っていて、

ふと、運転手さんたちの知識、スキルってどうやって磨いていくのか

ひじょーに興味が湧きました。



一般的な企業なら研修やOJTと

知識・ノウハウの伝達手段が思いつきやすいですが、

タクシーという完全に隔離された状態です。



誰が教えてくれるものでもないのに、

どうやって裏道を知り、レベルアップしていくのだろう?

何か秘訣やコツがあるのか疑問が湧き、

インタビューしてしまいました。



すると運転手さん曰く、

「お客様から教えていただくんですよ」とのこと。



地元の方だけが知っている抜け道を、

お客様が指示されるので、そうやって道を憶えていくそうです。

なるほど~。がってんがいきました。



思えば僕も新卒のころから、今でもお客様に教えていただくこと

とっても多いなと。改めて気がつきました。



教育の機会は、研修やマニュアルだけでなく

お客様とのやり取りの中でも生まれるんですよね。



タクシー業界だけでなく、これってどの業界でも

一人前やプロになっていく過程で普遍的なこと。



人を育てる側は、

こうした経験を意図して作り出す、

環境をつくってあげることを考える。



どのタイミングで、どんな内容で、

この子を前にお客様の前に立たせようと

経験をデザインする視点が大事だなと思った一日でした。

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